

2026.02.12

例年ですと「トガオシ。」では、夏前ぐらいにご紹介しているのですが、戸賀さんから、今年はちょっと早めにお知らせしたいアイウェアブランドがあるとのこと。さっそく気に入って予約した国産メガネを、アイウェアには一家言お持ちの戸賀さんがご紹介します!

▲ アキラアンドサンズ / セルフレーム サングラス / BRICE ¥58,300(グレー)
「メガネは遊びが過ぎると、服装を台無しにする」とはけだし名言。誰の言葉かといえば、これ国際メガネ展「iOFT」で日本メガネ大賞の審査員を5年務めた経験のある戸賀さんの言葉なんです。
「おじさんがちょっと変わったデザインのメガネで遊んじゃうのはマイナスイメージだと思う。遊んだメガネ=余裕の表れとは見られないからね。メガネは“半医半商”なんて言われるように、半分が視力矯正器具。ファッションとかアクセサリーっていうのは半分ぐらいのバランスがいいんだよね。」
そう話す戸賀さんの、”おメガネに叶った”のが、今回ご紹介する「AKIRA & SONS」です。ブランド名からわかるように、デザイナーの石川明さんが手掛ける国産アイウェアブランド。戸賀さんも一瞬で、このコレクションを気に入ったそう。
「まずはデザインのセンスの良さを感じた。小ぶりのリムはフロントからみたときの顔がよくて、日本人の顔サイズともバランスがいい。細かいところで洒落てるのに遊び過ぎてないところも上手いんだよね。鯖江製って聞いて、腑に落ちたよね。」
そうなんです、AKIRA & SONSのメガネは世界的な眼鏡の産地である福井県鯖江製。目尻に向かいやや垂れ気味のウェリントンフレーム「BRICE(ブライス)」は、海外製ウェリントンより抜け感を感じさせてやわらかな雰囲気。テンプル芯には彫金デザインが施されていて、カジュアルなのに大人の繊細さも漂います。
「テンプル芯のデザインはサハラ砂漠に住むトゥアレグ族の彫金模様をベースにしてるんだって。繊細な彫金模様は知的な大人って印象を誘うよね。それと掛けたとき、ノーズ部分の安定感がすごく高いね。このあたりにモノ作りへの、こだわりを感じるんだよね。」

▲ アキラアンドサンズ / セル&メタル サングラス / TARYN ¥58,300(カーキ)
もうひとつはボストンフレームの「TARYN(タリン)」。チタン製のテンプルは、ヒンジの高さ調整が可能なので傾斜角を微調整できるとあって、掛け心地をとことんこだわることができるモデルです。
「ワイヤータイプのチタンテンプルの軽さはもちろんだけど、フロントリムには先ほどのモデルと同じセルロイドが使われているんだ。最近のメガネのプラスチック部分にはアセテートが使われているんだけど、セルロイドは希少な素材。光沢にオーラがあって、質感は断然ラグジュアリーなオーラがあるんだよね。」
セルロイドフレームの価値を知る戸賀さんは、こういうところにも造詣があるので早速気づいたようです。たしかにセルロイドフレームならではのニュアンスカラーが肌色と馴染んで、カーキカラーに近寄りがたさを感じさせません。落ち着いていてセンスがあり、知性的な雰囲気もありながら余裕ある大人が自然体で漂います。
「硬質で変形しにくいし、経年変化して味が出てくるんだけれど、その加工にはかなりの技術力も要する素材。ということは熟練の職人が一本ずつ手仕事で仕上げているっていう証拠だよね。これだけでもリッチな大人が掛ける価値、十分あるんじゃないかな。」

▲ アキラアンドサンズ / セルフレーム サングラス / BRICE ¥58,300(グレー/ブラック)
▲ アキラアンドサンズ / セル&メタル サングラス / TARYN ¥58,300(グレー/ブラック/ブラックグラデーション/カーキ)
昨年7月にB.R.ONLINEとB.R.SHOPでPOP-UPを展開した「AKIRA & SONS」。元美容師という経歴をお持ちのデザイナー石川 明さんは、家業のメガネ店を継ぐべく転身。2020年に「AKIRA & SONS」をスタートさせました。
現在は学芸大学にSEASAW SPECTACLESというメガネ店を展開されています。海外でも評価が高く、香港、マカオ、中国、台湾、韓国などアジア地域では、各国展開もされています。
BRでは厳選セレクトしたセルフレームの「BRICE(ブライス)」とセル&メタルフレーム「TARYN(タリン)」、2つのコレクションを、カラーレンズをセットしたサングラスで展開中です。今シーズンもBRでは「AKIRA & SONS」のPOP UPを開催予定なので改めてご案内いたします。裏話ですが、戸賀さんはかなり気に入った様子で、帰りがけに早速予約キープされていかれました。
Photo : 鈴木泰之 / Styling : 堀内亮志 / Text : 池田保行 (ゼロヨン) / Design : 中野慎一郎 / Produce : 大和一彦